アメリカのコールセンター市場 【その3】 〜 アメリカってどんな国 〜


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 【その1】: 〜 アメリカのコールセンター市場概要 〜
 【その2】: 〜 アメリカのコールセンター特徴 〜
 【その3】: 〜 アメリカってどんな国 〜(おまけ)
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■ウェルカムアメリカ!!

今回の視察の旅は、現地アメリカに着くまでは、成田から、長い、長い、空の旅。
体操やアキレス腱を伸ばしまくりながら、13時間の長いフライトを終え、
アメリカのダラス国際空港に到着。

さすがにアジアだと6時間前後なので、13時間は結構きついですね。

ダラス到着後、国内線でカンザスシティ国際空港に移動する予定でしたが
なんと、ダラス空港のベルトコンベアから僕のスーツケースが出てこない。。

結局、最後の最後までベルトコンベアからは出てこず
僕の目の前にひとつだけ残されたのは
僕の【紺色のスーツケース】ではなく、
形状の似た一回り小さい【紺色のスーツケース】。。

完全に誰か、間違えて持って行ってる状態、、、

やばい、空港の人に『Help me!!』的な事を申し出た時の彼らの言葉にビックリ、、

『きっと、国内線のカンザスシティ行きの飛行機に乗ってるから大丈夫だよ』と。

なんて楽観主義なんだろう。
大半の人は、ダラス空港に到着して、そのままダラスで過ごしたり、仕事をする訳で
国内線で、しかもカンザスシティ空港に移動する人は少ない。

と言ってもどうにもならないので
腹をくくってカンザスシティ行きの飛行機に乗りました。

カンザスシティに向かう飛行機の中で考えていた事は

視察で利用するスーツを安く買えるスーツカンパニー的なお店はアメリカにはあるの?
パンツも、靴下も、シャツも買えるユニクロ的なお店はあるの?
アメリカ食に飽きた、ここぞと言う時のために持ってきた
リーサルウェポン【どん兵衛】の代わりを果たせる日本食は手に入るの??


ところがアメリカンミラクルは起きました。

そう、カンザスシティーに僕の【紺色のスーツケース】が
ベルトコンベアから出てきたんです。

その再会の写真がこちら

という到着早々のアクシデントでした。



アメリカの【3つのデカい】

[1] 国土がデカい
アメリカに行って、まず感じた事は、今更当たり前の事なんですが
とにかくアメリカはデカい。。と言う事です。

テレマーケティングという遠隔サービスのビジネスが生まれ
いまだに発展を続けている一番の理由はこの”国土のデカさ”にあると痛感しました。

どれだけデカイかと言うと、今回訪問したダラスはテキサス州にあるのですが
テキサス州の面積が 696,241 km2 
日本全土の面積が 377,900 km2
アメリカ50ある州の、テキサスというひとつの州だけで日本の倍の面積があるんです。。

ちなみにアメリカ全土の面積は9,827,000 km2 なので日本の約27倍の大きさです。


テキサス州を移動しましたが、街中にはハイウェイがどこまでも続いており
とにかく車が無いと生活ができません。

北海道でよく、どこまでも地平線の彼方まで道が続くと言いますが
北海道のような、だだっ広さなのに、ある程度栄えており、
あちらことらに、ウォルマートやドライブスルーがあります。

実際のウェルマート。
天井がIKEAの倉庫みたいな高さです。


一家に数台車があり、
町のあちこちに日本の戸建ての5倍ぐらいの大きさの豪邸のような家が、
ガンガン集合住宅のようにあります。
その豪邸が2000万円ぐらいが相場だと聞きました。




[2] 食べ物、飲み物がデカい

まず、とにかく肉がデカい。

カンザスは、カンザスビーフが有名で、あちらこちらにステーキ屋さんがあります。

ただ、もう食いきれません。あの肉の量は。
しかも肉だけでなく、添えてあるポテトの量も半端ではありません。


あとは飲み物
コールセンターで働く人たちが、センターに持ち込んでいる飲み物ですが
少し小さめのバケツみたいなモノにストローをさして持ち込んでいます。

本当にデカい
これは同行している他のメンバーも口を揃えて言っていました。
『バケツのようだと。。。』


[3] 人がデカい
とにかく人がデカい(とにかく太っている。。)

信じられないと思いますが、信じてもらえなくてもいいので書きますが
これぐらいの人はざらにいます。


これマジです。

映画や、テレビで見るようなアメリカ人はもちろん、普通にスリムですが
あのぐらいのスタイルの人の方が少ないです。
かなり太っていると感じるのは5名に3名ぐらいの比率です。

今回は特にコールセンターに行ったので
あまり動かなくてすむ職場だったからかも知れませんw


■JFK

今回の視察で訪問したテキサスのダラス市街には
なんとケネディー大統領が暗殺された場所があります。

皆さんもケネディーが暗殺される
あの映像を一度は見られた事があると思います。

その現場がこの、僕の目の前にある『×』と書いてある場所です。

この写真の右奥にある茶色の建物の六階から撃たれたと言われています。

今はこの建物は「シックスフロアミュージアム」と言われ
ケネディーの歴史にまつわる博物館になっています。

もともと防弾ガラスの装備された車でのパレードする予定でしたが
当日、ケネディーがサービス精神から『オープンにしよう。』
という事で急きょオープンカーになったらしいです。

ケネディーが暗殺されて今年でちょうど50年たちますが
実はその暗殺者や暗殺理由は闇の中に葬られたままです。

射殺犯として捕らえられたオズワルドが、捕まった時に行った一言目は
『はめられた。。』だったと言われており
そのオズワルドも逮捕された二日後に射殺されています。

まさか死ぬまでに、ケネディ大統領が暗殺された現場に行けるとは
想像もしていなかったので、非常に感慨深い思いをしました。



やはり、世界第一の経済大国です。
何もかもがデカく、何もかもが新鮮でした。

やはり現地に行かないと分からない、現地の生の空気。
様々な気づきと、成長を与えてくれました。

この世界NO.1の経済大国で、僕たち自身が”デカい仕事”をやりたいと
つくづく感じた視察でした。