人生の6つの柱



「仕事をバリバリしたい!」
と思っている人はたくさんいます。

ただ。。。

「仕事をバリバリしたい!」けど。。

「もっと家族や恋人と一緒に過ごしたい」
「たまには自分の趣味に時間を使いたい」
「体調壊すほど頑張っているので、少し体を休めたい」


と感じている人も多いと思います。


僕はそんな時に意識しているのが
いつ?何が?満たされているのが最高の人生か?を考える事です。


■人生の6つの柱

人生の幸せのカテゴリーを分けるとしたら
6つに分けられると言われています。

[1]仕事
[2]家庭
[3]健康
[4]教養
[5]趣味
[6]財産

これを人生の6つの柱といいます。


僕はこの柱を意識しながら人生を過ごしています。

この6つ、すべてが満たされているのがもちろん最高なのですが
同時期にすべてが満たされている状態は
現実的に無理だと理解するのが合理的です。

この6つのパワーのかけ方や満たされ方は
時期によって分けて考えべきです。

その中でも僕が思うのは
まず30歳までは、すべて”仕事”で埋め尽くすべきだ。という事です。

その30歳までに社会で生き残っていける基礎力を養う必要があります。

その時期に、仕事も、趣味も、遊びも、娯楽も、何もかも手に入れようとして
仕事のパワーを緩めると、あとの人生で痛い目を見ます。。

なぜかと言うと
仕事に打ち込んで、自分を人として成長させて
「お金を稼ぐ力」を身につけないと、
その他の5つは、ほとんど叶わないと思った方が賢明です。


別に贅沢をしたい。というレベルでなく
普通の暮らしもままならないという危機感を持った方がいいです。

今の日本や世界の時代背景を客観的に理解して下さい。

グローバル化は進み、優秀な人材がどんどん海外からやってきます。
製造業は海外で安く生産するので、国内での雇用はどんどんなくなります。
日本国内では少子高齢化で、内需やGDPの大幅な拡大は見込めません。
スペインやギリシャでの失業率は20%台をうろうろしています。
年金も不安定で、だれも、あなたの未来何て保障してくれません。


そんな環境でもいい人生を送れる。
その状態に持って行くためには
やはり「お金を稼ぐ力」を養っておかないと厳しい現実がまっています。




■お金持ちって、昔からお金持ち?

「お金を稼ぐ力」を持った人の中で、より運がよかったり、もっと努力して
「お金持ち」になる人もいます。

ちなみに、皆さんいわゆる「お金持ち」を見た時にどう感じますか?

メルセデスベンツBMWに乗っている人を見た時
飛行機でビジネスやファーストクラスに乗っている人を見た時
伊勢丹でブランドの袋を複数持っている人を見た時w

正直、
「いいよな〜あんなにお金があって。。。」
「俺も楽して、あんな稼ぎたいよ。。。」
というのが本音ではないでしょうか?

でも、その「お金持ち」の方々って
想像を絶するぐらい”仕事”をやっている。
という裏側をあまり知ろうとしませんし知る由もありません。

お金を持っている。という「結果」だけが目について
それをどうして叶えたのか?という「プロセス」はあまり目立ちません。



■日本は有名税が高くつく国

僕のある先輩で会社経営者している人がいます。

その方は関西出身で、東京に来て成功をおさめた方です。
その先輩と7、8年ぐらい前に話をしていて、なるほど。と思った話なのですが

その方はまっとうにビジネスで成功し、20代前半で高級車を乗っていました。
その高級車で、実家の関西に帰った時に、仲の良かった地元のツレに

「お前はいいよな〜そんないい車乗って。。。」

とうらやましがられたと同時に、少し距離ができた。。。
と言っていた事を印象的に覚えています。

その先輩は、死ぬほど仕事をしていました。
コネは0で、自分でビジネスを作り、自分で営業して、
寝る間も惜しんで仕事をして、ようやく「お金を稼ぐ力」を身に着けていました。

でも、その「プロセス」は誰にも分かりません。

これは、芸能人や、プロスポーツの選手でも言えます。
売れている「結果」。成功している「結果」。だけしかあまり見えません。

芸能界で成功したり、プロスポーツ選手で、
お金を稼げるなんて、並大抵の努力では無理だと思っています。

イチローをイメージすれば
少しイメージがわくかも知れません。

彼にとっての仕事は練習です。
学生の頃、20代の頃、おそらく練習以外していないでしょうし
今でもそうだと思います。

6つの柱のうち、”仕事”しかしていないからこそ今の成功がある訳です。

ちなみに、日本は有名税が高い国と言われています。

有名税とは、有名になって金持ちになれば
周りから、いろいろうらやましがられたり
余計な気を遣ったり、非難の的になったりします。

これも日本の文化ですね。


■明るい未来に向けて!

という事で重ねてになりますが、30歳までは仕事に打ち込むべきだし
そうしないと生き残っていけません。

20代のうちなんて、多少体調を壊そうが、
恋人と別れようが仕事に打ち込むべきです。

ただ、効率を無視して、闇雲にだけやるべきだとは思っていません。
効率を高める事もできるでしょうし、効率が高まれば
より多くの仕事をこなし、また違う仕事を手に入れることができます。

僕は新卒に対して「20代のうちには、血尿を出すぐらい仕事しろ!」と言いますしw
役職者には「趣味は仕事だと言えないなら役職者を辞めろ!」とも言ったりしますw

でも、これは何も、自分の会社のために搾取したいという気持ちは毛頭なくて、
むしろ、彼らの未来を思って助言しているつもりです。


少し前にfacebook上でシェアされたこの写真ご存知ですか?


世界標準を見ろ、「ハーバード大学図書館、朝4時の風景」


・今居眠りすれば、あなたは夢をみる。今学習すれば、あなたは夢が叶う。
・今日歩けば、明日は走るしかない。
・今この瞬間も相手は読書をして力を身につけている。
・努力無しに結果無し。

これは、中国ではやったユーモアでフィクションだとされていますが
6つの柱を考える際には、おもしろいコンテンツです。

Product Empresario: 世界標準を見ろ、「ハーバード大学図書館、朝4時の風景」(フィクション)



ただ、死ぬまで仕事だけなのかと言うとそうではありません。
それだけの人生はおもしろくないですよね。

恐らく、30代の後半や、40代になってくると
家族への時間を使えるようになったり
趣味に時間を使えるようになったりするのではないでしょうか?

それで、若い頃に多少6つの柱のバランスを崩しながらも
「稼ぐ力」を手にいれた人の60歳以降はどうでしょう。

ある程度の財産はできており
趣味でゴルフなんかを楽しめて、
家族にも自由な事をさせてやれて
健康を維持できる環境を作れて、幸せな老後を過ごせるんじゃないでしょうか?


自分の人生の過ごし方と、6つの柱のバランスを同時に考えてみて下さい。