「和して同ぜず」

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「チームワーク」
組織を成功に導くために絶対に必要なモノです。

ただ、最近勘違いしている人が多いのでは?と思うので
少し整理します。


チームワークと言うのは
お互いが指摘しあい、切磋琢磨しながら
時には口論になったり、傷ついたり、傷つけたり
そんな事をしながらも、同じ成功に向けて共に立ち向かうのが
チームワークです。


ただ、変にチームメンバーとの争いを避けようと
必要な指摘なのにしなかったり、
空気を読んで自分の意見を言わなかったり
とにかく同調して、いい子でいようとしたり

それはチームワークでは無いと思います。




■「和して同ぜず」vs「同して和せず」

チームワークを議論する際に分かりやすい表現があります。

本当に組織にとって必要な人材は
「和して同ぜず」ができる人

必要ない人材は
「同して和せず」の人です。

ここでいう「和」と「同」の説明をします。

「和」とは、
自分の主体性を堅持し、意見をしっかり言うが、協調性に優れていること。

「同」とは、
自分の考えがなく、やらた妥協をするが、真の協調性には欠けること。
一言で言うと、「付和雷同」のことですね。

つまり真のチームワークは
「同」ではなく「和」を指すという事が言いたいのです。


周りにいませんか?

しっかり、自分の意見を伝え、時には相手を指摘し
一時は、傷つけるかもしれない、チームのムードが悪くなるかもしれない
でも、組織のため、その人のためを思って苦言を言うことができる人材。
でも、なぜか人は集まり、慕われ、相談を受けたりする人材。

これが「和」の人材です。


会議の場でもあまり発言せず、自分の意見を言わない
変に空気を読む事を目的としたコミュニケーションが多く
指摘はせずに、褒める?事の重要性を説き
無理やりチームを盛り上げようとだけする。

でも、陰では自分の意見(グチ)を言ったりして
負の発信をしていることに気づかず、聞く側のテンションを下げたり
メンバーの送別会に参加しなかったり。

これが「同」の人材です。




■「和」の組織にするための方法

たまに、自分の組織に「同」の空気が流れていると感じた時行う事を
2つ書きます。

1.アップル&オニオン をする。

アップル = 甘い = 個人のいい面
オニオン = 苦い = 個人の改善点

を3つずつ伝え合う、組織活性化の取り組みです。

ようは、3つ褒めて、3つ指摘するという事で、ゲーム感覚でできます。
ポイントは、相手の成長を考えて率直に伝えることです。

3つずつ、合計6つを書いて相手に渡してあげます。
それをチームメンバーを前に説明し、口頭で補足していきます。

これをチームで行う事で、かなりコミュニケーションは円滑になり
質の高い関係性が構築できます。まさに「和」が生まれます。


2.会議の進め方を変える。

議題を事前に投げておいて当日書面で提出させる。
周りの意見を聞く前から
自分の意見を発信せざるを得ない状況を作ってしまう。

会議って、誰かが先に意見を出すと、何も考えていなければ
それに賛成したり、その意見にかぶせ意見をして
それなりに意見を言っているように見せかけたりできる”罠”が潜んでいます。

それは、議長の技量で改善し
うまくファシリテーションする事で「和」にする事はできます。


会議の場では、ケンカ寸前まで激論を交わし
その後の飲み会で、笑いあえる仲間。

そんな仲間と仕事がしたいですね。




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